五十嵐 理恵
管理建築士 一級建築士登録 第191290号
福祉住環境コーディネーター1級
2002
2017
活動の拠点を東根に移す
現在にいたる
E-mail:iga@r.email.ne.jp
昔からお付き合いのある大工さんや近所の工務店に相談をする人、ハウスメーカーのモデルハウスを見学に行く人等、多くの方はこんな風にして家づくりに取りかかります。
工務店ならご近所づきあいの延長で設計を頼めるし、近くなら引っ越しのあとも何かトラブルが発生したらすぐ駆けつけてくれます。 ハウスメーカーだって、最近の「工夫」はなかなか侮れません。 何よりもモデルハウスに行けば実際に目で確認することできるのです。
特にハウスメーカーでは、土地探し、資金計画から住宅の企画、設計、施工そしてアフターケアーにいたるまで全て一貫したシステムのなかで行われます。自社工場もしくは関連工場で生産された均一な材料で、均一な間取りが計画され、均一な仕上がりの家ができます。
「住宅=商品」という考えに基づいて家づくりがなされ、まさにこれがコストダウンにつながっているのです。 これも一つの安心な家づくりとは言えますね。
「設計事務所って何するところ?」こんな疑問を持つ方は多いようです。 工務店やハウスメーカーは「設計・施工」。設計と施工を一括して請け負うのに対し、設計事務所は「設計・監理」。一言でいえば「建主さんの代理人」です。建主さんと何度も話し合いを重ね、提案をすることで「こんな家にしたい」という最初の理想的な、でも漠然としたイメージを一つ一つ具体的なものに形づくっていきます。
そうして出来上がった図面を施工者に見積もり依頼。(ここまでが「設計」)適正な工事金額で折り合った施工者を決定し、着工した時点から、各工事段階での施工のチェックを建主さんのかわりに専門家としての目で行います。(「監理」)
もちろん、工事中でも、「ここはこういう方がいいな〜」とか、「こんなはずではない」といった様々な場面で、建主さんと相談しながら連携して進めていきます。こんな風に早くて半年から1年、いわば建主さんと「共同作業」をするのです。そして、自分だけの要望を取り入れた、世界でたった一つの家が完成します。これは、リフォームについても同じことが言えます。
よく世間では、設計事務所は「設計料が高い」とか「敷居が高い」といいます。「設計・施工」では工事費の中に設計料が含まれているだけ。目に見えないだけなのです。営業費や宣伝料はどこからでるのでしょう?
まずは、「ドア」をたたいてみませんか?
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